WiFiについて

各規格について

規格最大通信速度周波数帯備考
IEEE 802.11a54 Mbps5 GHz最初の製品は2002年頃に登場した。
IEEE 802.11b11 Mbps2.4 GHz
IEEE 802.11g54 Mbps2.4 GHzIEEE 802.11bの上位互換規格として開発された。
IEEE 802.11n300 Mbps2.4 GHz
/ 5 GHz
MIMOが利用可能になった。
2009年9月に正式規格として認定された。
Wi-Fi4の別名がある。
IEEE 802.11ac6.9 Gbps5 GHzWi-Fi5の別名がある。
MU-MIMOが利用可能になった。
IEEE 802.11ax11 Gbps2.4 GHz
/ 5 GHz
/ 6 GHz
Wi-Fi6E または Wi-Fi6の別名がある。
IEEE 802.11be2023年4月時点で策定中。
2024年策定完了予定。
Wi-Fi7の別名がある。

周波数について

  1. 2.4 GHz帯
    電波が遠方まで届きやすい。
    障害物にも比較的強い。
    家電やBluetooth、他の機器も利用する周波数帯なので、電波の干渉が起こることが比較的多い。
  2. 5 GHz帯
    WiFi専用の周波数帯。
    壁などの障害物に弱い。

IEEE 802.11acについて

帯域幅
データレート ( Mbps )
MIMO不使用2 × 2 MIMO3 × 3 MIMO4 × 4 MIMO8 × 8 MIMO(MU-MIMO)
8 MHz433.3866.7130017333467
160 MHz866.71733260034676933

チャネルボンディングを利用することで、最大8×8の通信が可能。
ただし、送受信側双方にそれぞれのアンテナ(ストリーム)数が必要。

2.4 GHz帯でのチャンネルについて

チャンネル周波数 ( MHz )
1
2401 – 2423
2
2406 – 2428
3
2411 – 2433
4
2416 – 2438
5
2421 – 2443
6
2426 – 2448
7
2431 – 2453
8
2436 – 2458
9
2441 -2463
10
2446 – 2468
11
2451 – 2473
12
2456 – 2478
13
2461 – 2483
14
2473 – 2495
1チャンネルあたりの幅は22 MHz。
干渉するチャンネルは×
干渉しないチャンネルは○
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
1
×××××
2
××××××
3
×××××××
4
××××××××
5
×××××××××
6
×××××××××
7
×××××××××
8
×××××××××
9
×××××××××
10
××××××××
11
××××××××
12
×××××××
13
××××××
14
××××

上記を参考にすると、干渉しないチャンネルは下記の組み合わせの場合のみ。

  • 1, 6, 11
  • 2, 7, 12
  • 3, 8, 13
  • 4, 9, 14
  • 5, 10

実際には干渉しないことは少ない。WiFiのAPの電波を3カ所以上拾える場所は干渉が必ず起きると考えて良い。

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